今年は、記録的な猛暑と大雨で皆様も大変ご苦労された事とお見舞い申し上げます。

当園も、いまだかつて無い夏を経験させて頂きました。

6月末の収穫終了後すぐに、植え替え準備の撤去作業に取り掛かり

7月末には、例年通りトマトの定植を終えましたが、

酷暑は、トマトに大きく影響致しました。

9月24日現在のトマトの様子です。

一見何ともないように見えますが、実は、実の着きがとても少ないのです。(T_T)

通常4個程度の房になるはずが、1個だけの房や実がつかない房が多くみられます。

暑さで実をつける余力がなかったのでしょう。

遮光カーテンや細霧冷房を駆使致しましたが、酷暑の力は偉大で

ハウス内の温度が37度を超える日が何日もありました。

全く実が着いていないという訳ではないのでご安心頂きたいのですが

秋トマトの収量は、残念ながら昨年の4割程度になりそうです。

涼しくなった9月20日以降の花には実が結実いたしますので

その収穫が始まる11月20日前後までは、収量が少なく推移すると思われます。

本日、赤くなった尻腐れ果を見つけましたので、糖度を計ってみました。

残念なことに、6.7度でした。例年ですと7度を超えるのですが

味にも酷暑の影響が出ているようです。

暑さに耐えることにエネルギーを酷使して、実へ転流する事が出来なかったのでしょう。

この糖度は、頭に傷を持たないきれいな実が収穫できる今から2週間後の実の味を予想する

事が出来ます。

これらから、10月10日前後から収穫が始まると予想されますが、糖度7度を超えることができますか？

今後の天候次第となります。

本年度4月より、トマト全量を糖度を計測しながら選別することが出来るようになりました。

10月15日ごろより秋トマトとしてトマトの販売を開始いたしますが、糖度の低い実は削除いたします。

そして収穫する実の8割が糖度8度を超えた時点で、深層水トマトとして販売いたしますので

よろしくお願い致します。